新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、神奈川県大和市は16日、市民にマスク着用の徹底を呼び掛ける「おもいやりマスク着用条例」を制定、施行した。市によると、同様の条例は全国初。罰則はない。
市民が思いやりの心を持ち、感染症の予防や拡大防止を図ることが目的。マスクの逼迫が続いていることを踏まえ、手作りの仕方を紹介する動画も市のホームページにアップした。
1918年に「スペイン風邪」が猛威を振るった際、米サンフランシスコで同様の条例が施行され、感染防止に効果を上げたことを参考にしたという。
大木哲市長は「他者にうつさないために有効な手段だ」と意義を強調した。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020041601001510.html
「おもいやりマスク着用条例」は新型コロナウイルスに限らず、感染症の蔓延(まんえん)が予測される状況下では、外出時にマスクを着用するよう市民に呼び掛ける。罰則はない。マスク不足が解消されていないことから、簡易マスクの作り方を市のホームページなどで周知する。
市長はまた、5月から特別職の給与を3カ月間、減額することも明らかにした。緊急事態宣言後、多くの市民が苦しい生活を強いられていることから、市長職は過去最大の2分の1、副市長と教育長は10分の1を減額する。条例制定と給与減額は専決処分とした。
https://news.livedoor.com/article/detail/18129900/
ステイサム
「条例」の強制力はどのくらい?
条例とは
条例については日本国憲法第94条で
地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、法律の範囲内で条例を制定することができる。
と規定されています。
簡単に説明すると、国全体に効果のある法律のもとにおいて、地方公共団体が各自でルールを決めることができるということです。地方公共団体とは、県や区のことを指します。
各自でルールを決めることができるとは言っても、国の法律に反することは条例として定めることはできません。これは憲法第14条に規定されていることです。
誰が考えて決めるの?
条例について概要がわかったところで、続いて一体誰が条例を考えて決めているのかについて説明します。
地方公共団体の議会
国の法律と同じように、地方公共団体の議会(県議会や区議会)の議員たちが立案、提案し、制定するかのディスカッションを行います。
住民からの直接請求
国の法律と違うのが、この2点目です。
国の法律の場合、国民から法律の制定を求めることはできませんが、条例に限っては、一定の署名を集めて地方自治体に持っていけば、話を聞いてくれます。
条例の効力
条例違反を犯した場合、法律と同じように罰せられることになります。
しかしながら、現状として法律ほど効力が強いわけでもなく、あくまでも目標として目指して頑張りましょうというニュアンスのものが大半を占めています。
※もちろん、条例違反をすれば罰せられますので、きちんと守るようにしましょう。
引用:https://manapedia.jp/text/143
ステイサム
まずマスク買えるようにしてくれ。。