【神奈川県】休業しないパチンコ店名公表・黒岩知事

神奈川県は28日、休業要請に応じず営業を続けているパチンコ店6店舗について、特措法45条2項に基づいて休業要請を行い、同時に店舗名を公表した。

神奈川県によると、県内約470店舗のうちホームページ上で休業が確認できなかった98店舗に電話連絡をした上で、87店舗に事前通知を送付し休業を要請。

27日に現地確認を行ったところ18店舗の営業継続を確認し、12店舗は28日から休業としたものの、6店舗について営業継続が確認されたため特措法45条2項に基づく休業要請を行った。

施設名を記載したリストは県のHPに掲載するが、休業が確認できた場合はリストから削除するという。

今回、具体的な店舗名の公表に踏み切ったことについて黒岩知事は「3密を避けるようにということで何度も繰り返しお願いしているが、パチンコ店は店内に多くのお客が来られて、まさに密の状態になっている。その状態は感染拡大の危険性があるところなのでぜひ避けていただきたい。そのこと自体は専門家の指摘もあり、今回の措置に踏み切ることを決めた」と説明。

黒岩知事は「今日のこの段階で0になればいいなと思っていた。昨日職員と打ち合わせをしている中でも、『この臨時記者会見で公表します。今からでも遅くないから従ってください』とギリギリの段階までお願いしようということでやってきたが、6店舗が継続されているということで大変残念だと思っている」と述べた。