新型コロナウイルス対策の政府の緊急事態宣言が出されてから約40日。
独自基準「大阪モデル」に応じて16日午前0時で休業要請を一部解除した大阪府では、朝から施設の営業再開が相次いだ。
ただ、雨が降ったりやんだりで出足は鈍く、吉村洋文知事が言う「コロナと共存する新たなステージ。ゴールではなくスタート」は、静かな滑り出しとなった。
日本一長い商店街として知られる大阪市北区の天神橋筋商店街。
ここで休業を続けていたパチンコ店もこの日、座れる台を1台おきにする対策を取り、営業を再開した。
府内では多くの店が要請を受け入れずに営業を続けていたが、ここは従っていた。今回、床面積千平方メートル以下の小規模店は要請が解かれ、晴れて再開となった。
ただ、午前10時の開店と同時に入った客は男性会社員(51)の1人だけ。
常連だといい「繰り返しホームページをチェックして開くのを楽しみに待っていた。ずっと家にいるのは気がめいる。パチンコは気晴らしになる」と笑顔だった。
繁華街ミナミの道頓堀では、化粧品店や時計店などの従業員が久しぶりの開店準備に追われていた。
勤務先のネイルサロンに向かう途中という堺市の女性(34)は「せっかく解除されたのにあいにくの雨で、今日はそれほど人は来ないのではないか。
感染拡大前に戻るには相当時間がかかると思う」と人通りのまばらな様子に目を向けながら話した。
https://www.nikkansports.com/general/news/202005160000124.html
ステイサム
コロナが無くなったわけじゃないから…