パチンコ店幹部の言葉を抜粋
※文脈もあるので元記事読んでね
「言ったとおりでしょ○◯(記者)さん、私たちの勝ちですよ」
「大丈夫ですよ、私は楽観的です。私たちは固定客を相手にしています。みなさんパチンコから離れたりしません。お客さんに支持されてればいいんです」
「○◯(記者)さんね、パチンコしない人は仕方ないですよ。そりゃいろいろ言ってきます」
「関係ない人は仕方ないんです。こちらとしてもお客様でないならスルーするしかありません。打たない人はいくらでも言えますし」
「自分がしないわけですから、パチンコなんかどうなってもいいでしょう。なんでもそうです、人それぞれ、優先順位は違います」
「営業するって手もあったんですけど、うちは休みました。別に日本のためとかじゃなく、すぐにほとぼり冷めるだろうと。ゴールデンウィーク明け以降はどうせみんな我慢できないと。それくらいまでならなんとかホールも持つと」
「だから気にしてないんです。遊協(※パチンコホールが加盟する遊技協同組合のこと。都道府県を中心とした地域ごとにあり、全国のパチンコホール組合の協同組合連合会を束ねる全国組織もある)だって無理強いはできないし、非加盟店はなおさら、強制的に営業をやめさせたら憲法違反ですからね」
「日本は韓国と違い新型コロナウイルスの対応に失敗したんだから。その不満のはけ口が私たちに来るのは当然です。どういう風に見られているかはわかってます。でも、私たちは私たちのお客様の打ちたい思いに応えるだけです。エンタメはそれでいいんです。私たちは負けませんよ」
「ネットはねえ、ネットはいつものことですよ。コロナに始まった話じゃない。どうせ直接言っては来ませんし、大丈夫です。私たちのエンタメと、それを支持する方々、お客様がいればいい。ごく一部の店の揉め事を大げさに伝えても、お客は離れません」
「勝ちですよ、もう各県自粛解除してますし、都内だって大手もやってる。みなさんコロナで死ぬより仕事がなくなるほうが嫌なんです」
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ともあれパチンコ店に限らず、大手百貨店も映画館も、居酒屋も一部は営業を再開し始めた。これが現実社会だ。この日、13日は特定警戒都道府県の茨城、石川、岐阜、愛知、福岡を含む39県を対象に緊急事態宣言を解除する方針とも報じられた。コロナはまだまったく予断を許さない状況だが、経済活動は始まりつつある。コロナで死ぬより経済的に死ぬのが怖いのだ。このまま、インフルエンザのようなはやり病のように気をつけていればなんとかなる病気として、コロナが風化してくれればいいのだが、その見通しに私は懐疑的だ。もし楽観的な予測どおりにいかなくても、西口さんたちは、経済をとるのだろうし、それを非難できる身でもないし、止めるすべもこの国にはないのだが――。