北海道は27日、新型コロナウイルス対策として、道内で休業要請の対象としたスポーツクラブやライブハウスなどのほか、石狩地方のみで対象としたネットカフェやパチンコ店などについて、6月以降も当面、要請を続ける方向で検討に入った。

道内の感染が収まらないためで、29日の道本部会議で決定し、鈴木直道知事が記者会見で表明する。

知事ら道幹部が27日に道庁で協議した。同日までの1週間の新規感染者数は人口10万人当たり0・99人で、宣言が解除された25日(0・80人)から悪化。緊急事態宣言の解除の目安の一つである「0・5人程度以下」を超えた。

北海道は感染の第2波を経験しており、第3波は避けたい考えがある。協議では「第3波回避には、早期の要請解除は難しい」との意見が大勢を占めたという。

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