警備をしていたビルから現金約190万円を盗んだなどとして、警視庁は12日、警備会社大手「ALSOK東京」(東京都千代田区)の元社員、梅山了太容疑者(26)を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕した。
職場から合鍵を持ち出して解錠したといい、調べに対し「金はパチスロのためだった」などと供述しているという。
捜査関係者への取材でわかった。
梅山容疑者は同社社員だった4月下旬~7月上旬ごろ、東京都千代田区の弁護士事務所に複数回侵入。
机の引き出しや金庫から現金計約190万円を盗んだ疑いがある。
事務所は同社の顧客で、梅山容疑者の職場で合鍵を管理していたという。
金銭の紛失に気づいた事務所が防犯カメラを設置して発覚。
制服姿で室内を物色する梅山容疑者の姿が記録されていたという。
被害届を受理した丸の内署が8月、映像を元に梅山容疑者を窃盗未遂と建造物侵入の疑いで逮捕していた。
ALSOK東京は1度目の逮捕の直後、梅山容疑者を解雇した。同社は「鍵の管理を見直すなど再発防止に取り組んでいる」としている。
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