パチンコで70万負けた後、偶然見たピアノ演奏に感動した漁師…猛練習の末に到達した「場所」
2021/03/30
リストの難曲「ラ・カンパネラ」をピアノ演奏するノリ漁師がいる。佐賀市川副町の徳永義昭さん(60)。
人気ピアニストのフジコ・ヘミングさんの演奏に衝撃を受け、ピアノを始めて8年。
4月16日に北九州市で開かれるヘミングさんのコンサートにゲスト出演する。「夢のようだ。猛練習して臨みたい」と意気込んでいる。
コンサートへの出演に向けて、練習に励む徳永さん
太い指で器用に鍵盤をたたき、繊細な音色を響かせた。
「緊張するだろうが、思い切り弾きたい」。佐賀市の自宅で18日、徳永さんはほほ笑んだ。
同市出身で、高校を卒業後はノリ漁師一筋。収穫期には、海での作業と自宅での休憩を6時間ごとに繰り返す過酷な生活を送る。
ピアノを始めたのは52歳の時だった。パチンコで2か月で70万円も負け、手元の現金がなくなった。「ここまで落ちたか」と反省した。
パチンコをやめて時間を持てあましていたある日、たまたまテレビでヘミングさんがラ・カンパネラを演奏するのを見た。
演歌が好きでクラシック音楽に関心はなかったが、繊細な響きや柔らかい弾き方、間の取り方など全てに感動した。
「この曲を弾きたい」。そんな衝動に駆られた。
早速、音楽大学卒でピアノ教室の講師を務める妻の千恵子さん(59)のピアノを借り、練習を始めた。
しかし楽譜が読めない上に、太い指でうまく鍵盤をたたけなかった。千恵子さんから「絶対に無理」と反対されたが、
ラ・カンパネラに合わせて鍵盤が光る練習の動画を動画投稿サイト「ユーチューブ」で見ながら、1音ずつ指の動かし方を覚えていった。
1日数時間の練習を繰り返し、熱中しすぎて12時間に及ぶこともあった。冬場の収穫期にノリ漁に出かけた後は、かじかんだ手を温めてピアノに向かった。
上達する過程を残そうと、演奏の様子をユーチューブに投稿すると、「勇気をもらった」「ひたむきな演奏に感動した」などと感想が寄せられ、全国各地の小中学校などから演奏依頼が舞い込むようになった。
2019年にはテレビ番組の企画でヘミングさんと念願の共演を果たした。目の前でラ・カンパネラを演奏した。
その際、ヘミングさんからコンサートへの出演を依頼されたが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。
4月16日のコンサートは午後6時半から、北九州市小倉北区の北九州ソレイユホールで開かれる。
約2000人の観客の前で演奏する予定の徳永さんは「憧れの人のコンサートに呼ばれるのはとても光栄だ。実感は湧かないが、楽しんで演奏したい」と話している。
チケットの問い合わせは、同ホール(093・592・5405)へ。
この人は才能があったと思う
ワシには出来ん 音楽は好きやけど
家にスタインウェイがあって驚いてたけど
逆にエリーゼのために弾けないんだよ
音符読めず指でおぼえてるそうだから
だからミスタッチもクソもないそうだw
経歴学歴年齢関係なくチャレンジ
斜陽の日本にあってこの人こそ日本人の鑑
52歳漁師
辻井伸行
スティービー・ワンダー
特に珍しい事でもなかろうw
到達できる人は限りなく0に近いのではないか
好きこそ物の上手なれって事かな
引用元: ・https://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1617096592/