奈良県警の警部補が、同僚警察官２人に指導名目で暴力を振るったり大声で怒鳴ったりしたとして、戒告の懲戒処分を受けました。

奈良県警によりますと、生駒署に所属する４５歳の男性警部補は今年１月下旬から２月上旬にかけて、同僚の２０代の女性警察官に対し指導と称して大声で怒鳴ったことに加え、業務を与えなかったり、無視したりしました。

また、香芝署に勤務していた２０１７年７月ごろから翌年の３月ごろまで、２０代の男性警察官の頭を複数回殴ったり、土下座をさせたりし、他にもパチンコ代のために借りた６万円を事態が発覚するまで返済しませんでした。

今年２月に県警に匿名の投書があり、県警が調査していました。県警は一連の行為をパワハラにあたると認定し、男性警部補を戒告処分としました。

県警の中西和弘首席監察官は「このような事案が発生したことは誠に遺憾であり、今後、さらに職員に対する指導、教養を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしています。

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